2度あることは3度

前の日記から3カ月近く空いてしまい申し訳ないです。

仕事柄、暇な時と忙しい時の差がありすぎてってやつでして、

忙しいのはありがたいのですが……。

いまちょっと隙間タイムになっているので、闘病記の続き、少しだけ書いてみます。

 

【今までのお話】

検診で左乳房が引っかかった私は、精密検査で今度は右の脇の下が引っかかり、

細胞診を行った結果、右乳房が癌かどうか怪しいが断言しきれないという結果に。

白黒つけるには造影MRIという話になるが、喘息持ちの私に造影MRIは禁忌。

PET検査でもはっきりせず、仕方なく、癌専門の病院に転院することに。

しかし転院先で告げられた言葉は

「造影MRIを行いましょう。心臓止まっても対応します」

 

さてさて、診察室を出たあとはまたもやマンモグラフィと超音波検査です。

検査施設がかわるたびに同じ検査を受けるのでどちらも3回目

もうマンモ痛いだのなんだのって言ってる場合じゃないですわw

そして超音波検査。

検査技師さん「……え?」

検査中に技師さん、首を傾げ乍ら機械を移動させています。

検査技師さん「××先生、ちょっといいですか?」

別の先生が入ってきて。カルテを見ながら

検査技師さん「これ、右乳房って書いてあるんですけど、これ、左の間違いじゃないですかね?」

先生「うーん」

……左乳房の良性腫瘍。

うわ、まだその話が蒸し返されるのか。

先生「とりあえず、両方きっちり撮っておいて」

ということで、じっくり時間をかけての検査していただきました。

造影MRIの機械は混んでいるということで、一週間後の検査予約をして帰宅しました。

結局それ!?

そしてGWも明け、やっと初めての診察日です。

大病院の常、朝からずっと待ち続け、昼過ぎにやっとのことで診察となりました。

 

「オカルト乳がんですか、面倒なことになってますね」

 

若い女医さんの言葉に私は「はい」とこたえました。

原発不明とはいえ、この病院では血液性ではなく乳がんだろうという判断のようです。

女医さんが大きく頷きます。

 

「安心してください。

オカルト乳がんなんて言葉は

医学が発達する前の過去の言葉です。

現代の医学であれば、原発なんてすぐに発見できますから」

 

力強い言葉に、期待が高まります。

すごい!

ここの病院に来てよかった!

 

「森田さん、造影MRIは受けてないですよね」

「あ、はい……喘息なので……」

造影MRI撮りましょう。それで一発です」

 

!!!!!!!?

はあっ!?

 

「いやでもあの……!

喘息だから造影MRI使うと心臓が止まるかもって前の病院で…」

「ここは病院ですから、止まったらちゃんと措置をします。

安心してください!」

 

ああ、それなら安心……

…………って、いやいや、この前、造影MRIダメって言われたのも病院なんですが?

戸惑い顔の私に女医さんが畳みかけます。

 

「いいですか、森田さん。

副作用の危険と検査によるメリットと、

どちらが大きいかを私たちは常に考えています。

今度の場合は、

副作用の危険より、

検査結果を得るメリットの方が大きいんです

 

ええ、そうですね。

そうでしょうとも……。

話は分かる。

分かるんだけど――!

診療科不明

話は戻ります。

 

病院から、転院のための紹介状やら今までの検査結果の資料を受け取った私は、

これで何もかもスムーズに進むと思ったのですが……。

 

紹介される病院のHPを見ると、

現在、大変込み合っているので手術などはずいぶん先になってしまいそうな記載が。

紹介状を見れば、封筒の表には医師名はおろか、担当の診療科名もありません。

(紹介とはいえ、これじゃあ個人で直接行ってもあんまり変わらなさいぐらいの扱いなのでは…?)

何となく不安な気持ちながら、私は紹介先の病院に予約の電話を入れました。

初診で紹介状がある旨を伝えると

「何科におつなぎすればよろしいでしょうか?」

との言葉が。

でも先述の通り、封筒表には何も書いてありません。

「ええっと原発不明なので、どこの科なのか…。多分、乳腺科か血液腫瘍科だと思うんですが……」

「どういう事でしょう?」

電話口で状況を説明すると、どこの科にすべきか医師と相談するのでしばらく待ってほしいとのこと。

こちらの電話番号を伝えて、いったん電話を切ります。

そして数分後。

「乳腺科でいいでしょうということになりましたので、乳腺科でご予約お願いします」

と連絡があり、乳腺科に予約を入れました。

GW寸前だったので、予約はGW明けということになりました。

先だなあと思いましたが、とりあえず予約出来てほっと一息。

 

「って、そんなにのんびりしていて大丈夫なの?」

そう言ったのは母。

「今の話じゃ見つかったのって2月なんでしょ? なのに5月に初診って…」

いやあ、ひとつひとつの検査に時間がかかる上に展開が予想外なのでそう言われても…。

歯がゆい気持ちで、GWを過ごしました。

不運の確率

確率の話、もう少し続きます。

 

奇跡の確率である0.1%にあたる人は強運ですが、中には悪い方の確率に当たる人もいます。

オカルト乳がんは珍しいがんで、どのぐらい珍しいか…をウェブ等で調べたんですが、

信頼できるソースは見つかりませんでした。

言及していたのは1つだけ。

それはオカルト乳がん闘病患者のブログで、

その方はオカルト乳がんは乳がん全体の500人に1人と書いていらっしゃいました。

これを信頼するのなら、0.2%なので、奇跡の確率の倍ということですw

何もそんな珍しいもん拾わなくてもですよねえ。

それはそれとして……叔母の話です。

 

大叔母は奇跡の人でしたが、叔母は不運の人でした。

脳内に小さな腫瘍が見つかった叔母は手術をすることになりました。

成功確率は80%以上ということで、みんな気楽にしていました。

母が病院につきそって、叔母は歩いて手術室に入っていったそうです。

なのに……。

術後何時間しても、叔母の意識は戻りませんでした。

いわゆる植物状態という奴です。

元気で歩いて手術室に入っていった叔母。

それが植物状態になってしまうなんて誰も想像しなかった。

叔母の意識が戻らなくなって、身内はみんな

「医療ミスだ! 訴えよう!」

と思いました。

だけど……。

冷静に考えてみれば最初から「成功率は80%以上」と説明されていたのです。

それは逆に考えれば「20%近くは失敗します」という意味でした。

そして失敗したらどうなるかなんて、誰も考えなかったんです……。

結局、私たちが医師を訴えることはありませんでした。

叔母の意識は戻ることなく、手術の10年後、叔母は息を引き取りました

 

確率の大きい方を引くか、小さい方を引くかは運なのです。

悪い確率を引いてしまった人にとってはそれは100%の不運と同じこと。

だから、確率を考えることなんて、実は意味がないんですよね

奇跡の確率

闘病記、前回から3カ月以上間が開いてしまって申し訳ないです。

さて転院先の病院の話の前に、ちょっとした幕間のお話をしたいと思います。

 

実を言いますと、私の大叔母は奇跡の人でした。

何か奇跡かと言いますとね。

末期の胃がんで、医師に匙を投げられたのに、なんと完治させてしまったんです!

胃がんはすっかり消え去って、医師は「奇跡ですね」と言ったそう。

電車の中でたまたま会った通院先の看護師さんが大叔母を見て、腰を抜かしたとか。

だってあの末期がんで、生きているはずがない。

幽霊だと思ったんですって。

 

とはいえ当時のことは母から聞いただけで私は詳しいことはわかりません。

私の知る限りの大叔母は、ちょっと神がかった人でして、しょっちゅう仏壇の前でお経をあげていました。

で、時々、バタンと倒れてわけのわからないことを言う。

目を覚ました大叔母は、どこだからわからないんですが崇敬していた霊山に登って霊を下ろしてくるんだそうです。

これは例の胃がんで余命宣告された際に、医師から

「手の施しようがないので、患者さんの気持ちが安らかになるようにしてあげてください。宗教とか」

と言われて、宗教を勧めた結果だそうで。

家族は

「末期の胃がん治ったんだから、どうでもいいや」

と、大叔母の神がかりは放置していたそうです。

 

で、その話を雑談として知り合いの科学ライターさんにしたことがあったんですね。

もちろん、私のがんが判明する、ずっと前のお話です。

そしたら

「ああ、そりゃプラシーボだね」

と。

「プラシーボ? あの偽薬効果ってやつですか?」

「そのプラシーボ。医者に聞いたことあるんだよ。

たまーにプラシーボだけで末期がんまで治しちゃう患者がいるって」

 

プラシーボ(偽薬効果)というのは

患者に偽の薬を処方しても患者がその薬を本物だと信じることで症状の改善がみられることを指します。

この場合は、大叔母が始めた宗教で「がんが治る」と信じた力が末期がんを治してしまったんでしょう。

 

「末期がんが完治しちゃうなんて、すごいですね。そういう人たちってどのくらいいるんですか?」

「医者の話によると0.1%ぐらいって話だったな」

「え? じゃあ末期がん患者の1000人に1人はプラシーボで治るんですか?

それってずいぶん高い確率……

あ、じゃあよく書店にならんでる『××で末期がんが治った』っていうのは…」

「ああ。プラシーボで治した患者が書いたんだろうな」

「うひゃあ。人間の信じる力ってすごいんですね」

 

病院で他の患者さんと話すようになってよく聞いたのが、

「がんだとわかると、変な療法を勧められるから、隠している」

だったんですが、このプラシーボの話を考え合わせると、

どんな変な療法でも1000人に1人ぐらいはそれで完治しちゃうんでしょう。

私はこの数字を知っているので、

これを知っている私にどんなに奇跡的な偽薬のようなものを勧めても

そういった奇跡は起きないんでしょうね。

 

なお、この0.1パーセントという数字は、その後、とある獣医の先生にも同じ話をして

「うん、そのぐらいの比率だね」

と言われたので、そういうもんなんだろうと思ったんですが、詳しいソースは未確認です。

 

未確認ですが、きっとそんな感じなんだろうと思うので繰り返します。

奇跡は0.1%の確率で起きるものです。

宝くじに当たるより、高い確率なんですね。

でも標準治療は、それより高い確率で患者を完治させているんです。

私は標準治療を信じているので、

標準治療にプラシーボ効果が働く可能性もあるわけですから、

今後も標準治療を信じていきたいと思っています。

10代にしか聞こえない音

サム・ライミの新作『ゴーストハウス』が気になる!
で、公式サイトに行ってみたら、超心理現象体験テストが。
その聴覚テストで高周波音を聴くんだけど……参った!
14.1kHzから基本的には聞こえてないのに、いきなり頭痛と耳鳴りが!
もしかしたら慢性的な頭痛・耳鳴りの一因はこれだったりして。
でも聞こえないのが悔しくて何度かトライしてみたら
本当に耳と頭が痛い!(←バカ)
……悔しいので高周波音について調べてみた。
ここのサイトの音源だと頭痛と同時に微かながら全部聞こえるので年齢ではなく音源の差によるものと信じたい。
ということで試しすぎて頭が痛い(完全なバカ)。

ところでこの映画のイントロダクション。
真面目な文章の中にいきなり‘ツンデレ’という言葉が飛び込んできてびっくり!
そうか……すでに一般名詞なんですね。

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