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造影MRIの恐怖 1

ホラー映画みたいなタイトルつけてみました

いやでも、

「心臓止まる可能性があるのでできません」

と言われた検査を、病院変わった途端に

「副作用リスクより検査のメリットの方が大きいのでやりますね💓」

なんて言われたら、怖いですよねえ?

 

そんなわけで前回の診察から一週間

付き添ってくれた母と妹は廊下で待っていてもらって検査室に入ります

 

「更衣室の中に検査着があるので着替えて下さい

あとこれ、確認事項なのでチェックしておいてください」

 

水色の検査着に着替えて確認事項のチェックをします

喘息は…ありますよ、と。

 

「できましたか?」

 

看護師さんに確認事項の紙をはいと渡します。

 

「え? 喘息? これ、先生は…」

「もちろん先生にはお話してあります」

「それで先生、造影MRIやるっておっしゃったんですか?」

「はい、病院だから問題ないって…」

「少々お待ちください」

 

紙を持った女性看護師さんが部屋の奥のに向かいます

 

「ええっ? 喘息!?」

 

驚いたような男性の声が奥から聞こえてきました

 

「もちろん喘息は禁忌だよ」

「ですよねえ」

 

…ほら、やっぱり禁忌じゃん

奥に背を向けた形で座ったまま、耳ダンボで聞いていると…

 

「一応、先生に確認してみて」

 

そんな言葉と共に誰かが扉を開けてさらに部屋の奥に行くような音が聞こえました

 

10分…

 

20分?

 

不安な気持ちで待っていると…

 

「…だから、やっちゃって問題ないんだって。進めて」

 

ちらっと奥を見ると今まで見なかった白衣の男性が技師さんたちに何か説明しています

しばらくすると、さっきの看護師さんが戻ってきました

 

「お待たせしてすみません。問題ないようなので進めますね。もう少々お待ちください」

 

看護師さん、ガラガラと点滴の道具を引っ張ってきました

 

「造影剤を入れるための点滴の針を入れます。気分が悪くなったらすぐに言ってくださいね」

「はい」

 

腕を出して、腕に針が…

針が…?

 

「ごめんなさい、ちょっと血管見えにくいですね。もう1回やり直しますね」

「あ、はい…」

 

今度こそ、腕に針が…

針が……?

 

「ダメだわ、本当にごめんなさい。もう1回やり直します」

「いえいえ」

 

とは言ったものの、

これだけ不安で緊張している状態で2回も失敗されると、それだけで気分悪くなってきそうです

看護師さんは私の腕を回すようにして見ると難しい顔をしました

 

「ごめんなさい。手の甲にしてもいいかしら?」

「手の甲?」

 

そんな場所に注射なんてしたことありません

 

「ここは血管がはっきり見えるから。ただちょっと痛いんだけど…」

「わかりました。お願いします」

 

痛いのは嫌だけど、3回目も失敗される方がもっと嫌です

手の甲に針が…

あ、今度は大丈夫?

 

「良かった。少々お待ちください」

 

手の甲に刺さった針はまだかすかに痛み続けていますが、我慢できないほどではありません

やがて奥の機械の準備ができたようで、私は点滴の器具をガラガラ引っ張りながら薄暗い室内に入っていきました…

(続)

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