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感情移入とキャラクター

今またゲームシナリオのお手伝いをやっているのですが、完全にお手伝い程度なので、ここでタイトルを発表する事はなさそう。
今回のトライ?は少しBL色入ってる作品だな~というところ。原作付なので、原作資料と向かい合いながら改めて「ああ~っ! 落ち着かない! やっぱBLって苦手!(汗)」とやってたんですが、いざ書き始めると「あれ?」ってくらいすんなり書けたりして、なんかお仕事になると苦手とかそういうのはどっか行っちゃうんですね。改めて。

とはいうものの昔、男性向けエロゲメインライターの依頼が来て、エロシーンがあまりにつらく、困っていたところに自然消滅になって助かった! なんてことがありました。正確に言うと、エロが苦手と言うより、男性視点で女性にどうこうする場面というのをどうやって書いたらいいのかはたと困ったというのが正確なところ。だって、感情移入のしようがないんですよ。男性の好きなそういう場面は、女性から見ると「なんでそんなことしたいんだあっ!」みたいなのが多いし。

私は基本的に登場人物に感情移入しないとダメなので、自分が理解できないタイプの人間は描けません。
物語を書く時はキャラクターからではなく、ストーリーから入るので、ストーリーの必然からキャラが生まれ、シナリオを書き始めるまでの間にじっくりとキャラクターと向かい合って、
「どうしてあなたはそういうことを言うの? どうしてそんなことをしたの?」
と心の中で問いかけてます。というか、そうしないと彼らの性格とか行動原理がさっぱりわからないので。そこでじっくり、じっくりキャラクターと話し合うことで、彼らの長所も欠点もいろいろと見えてきて、そこからシナリオに入ります。
物語のセオリーとして、善玉は長所を強調した場面を主に、悪玉は短所を強調した場面を主に描いていくことになるので、納品後の他人の感想を聞きながら、
「でもこの人は、本当はこういう欠点があるんだけどなあ」とか「この人は本当はこういう面もあって憎めないとこもあるんだけどなあ」なんて思うこともありますが、それはまあ描いてないので、誰も知らなくて当然の話! なのでした。悪玉ほどそれが顕著になるわけで「ごめんよう!」と思いながら。でも、物語は物語なので仕方のない話であり……ん? そういえば昔読んだ恐怖小説で作家である主人公が自分の描いた悪玉に「どうしてあんなに俺を悪く書いたんだ!」と復讐される話がありましたっけ。その小説の主人公のように自分のストレス発散のため意図的に悪玉を悪く描くようなことはしていないのですが、こういうことを理論的に説明してもわかってくれない感情的な悪玉さんを多く描いているので、もし彼らに出会うことがあったら、きっと「なんでそんなに俺が嫌いなんだ!」とばかりに殺されるのは必定かと。だって……そういう性格なんですもの、あなた方(汗)。

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