お仕事履歴

 

ゲームシナリオライター&フリーライターです。

 

乳がん闘病は3年前で今は元気なのですが情報提供のために闘病記書いています。

 

書き仕事は何でも(金融や医療関連の執筆も経験あり)やりますが、
ゲームシナリオの仕事と、
クイズブックとキャラクタームックといった書籍の仕事で2:1ぐらいです。

 

代表的な仕事歴はこんな感じ。
古い順に載せています。

 

  • 名探偵コナン 魔術師の挑戦状!(ゲーム/WS 全プロット、シナリオ、本編内のパズル作成)
  • Mailで恋して(ゲーム/携帯コンテンツ 1キャラの設定&シナリオ)
  • 名探偵コナン 西の名探偵最大の危機!?(ゲーム/WS 全プロット、シナリオ、本編内のパズル作成)
  • 名探偵コナン 夕暮れの皇女(ゲーム/WS 全プロット、シナリオ、本編内のパズル作成)
  • 犬夜叉~かごめの戦国日記~(ゲーム/WS 一部シナリオ)
  • 犬夜叉~かごめの夢日記~(ゲーム/WS 一部シナリオ)
  • 黄泉がえり~リフレイン~(ゲーム/PS2 『母子像』『大正少女』『傷跡』『青春カムバック母さん』プロットとシナリオ)
  • 令嬢探偵 オフィスラブ事件慕(ゲーム/PS2 金剛寺・伊吹・御影・四季・康二ルート及び共通ルート プロットとシナリオ)
  • 令嬢探偵~恋するモバイル~(ゲーム/携帯コンテンツ 全プロットとシナリオ)
  • 令嬢探偵~オフィスラブ事件慕~公式ビジュアルファンブック(ムック/オリジナルショートストーリー『令嬢探偵~前夜~』)
  • 令嬢探偵~オフィスラブ事件慕~ドキドキエロティック社員旅行~消えた二人のヒミツ~(ドラマCD/プロット、金剛寺・伊吹・四季・御影・康二ルート執筆)
  • 湯けむり探偵(ゲーム/ブラウザ 企画・プロット・シナリオ)
  • こぶしのプリマドンナ(ゲーム/携帯コンテンツ 全プロットと執筆)
  • ご主人様の言う通り(ゲーム/携帯コンテンツ 企画・プロット・シナリオ)
  • 聖女に紅き口づけを(ゲーム/携帯コンテンツ 企画・プロット・シナリオ)
  • ロンドン探偵物語(ゲーム/携帯コンテンツ 企画・プロット・シナリオ)
  • 令嬢探偵~オフィスラブ事件慕~プレミアムノベル(ノベル/携帯コンテンツ 伊吹編・四季編・御影編・康二編・金剛寺編 ノベル執筆)
  • 星空のコミックガーデン(ゲーム/DS ストーリー原案)
  • 謎解きファイルズ 少女ルパンVS少年ホームズ 少年探偵 空野光太の推理修行(児童書/企画、パズル作成、コミック原作、執筆)
  • 謎解きファイルズ 少女ルパンVS少年ホームズ 少女怪盗 月影ルナの挑戦状(児童書/企画、パズル作成、コミック原作、執筆)
  • クチュリエール(ゲーム/携帯コンテンツ プロットとシナリオ)
  • 温泉ろまんす(ゲーム/携帯コンテンツ 企画・プロット・シナリオ)
  • 死神がくれた7日間(ゲーム/携帯コンテンツ 企画・プロット・シナリオ)
  • 謎解きファイルズ 少女ルパンVS少年ホームズ 探偵と怪盗の推理決戦!(児童書/企画、パズル作成、コミック原作、執筆)
  • いくぜKAGEKI部!(ゲーム/原案、プロット、シナリオ)
  • ロンドン探偵物語2(ゲーム/携帯コンテンツ 企画・プロット・シナリオ)
  • 百合くらぶ(ゲーム・ノベル/携帯コンテンツ シナリオ等)
  • 王子と執事と暗殺者(ゲーム/携帯コンテンツ 企画・プロット・シナリオ)
  • たんていぶ(トリック協力等)
  • 白い記憶(ゲーム/携帯コンテンツ 企画・プロット・シナリオ)
  • 魔の棲む森(ゲーム/携帯コンテンツ 企画・プロット・シナリオ)
  • 倭人異聞録~あさき、ゆめみし~(ゲーム/PC メインライター)
  • こしゃくな相棒(ゲーム/携帯コンテンツ 企画・プロット・シナリオ)
  • 青春はじめました!(ゲーム/PSP 一部シナリオ)
  • マフィアモーレ☆(ゲーム/携帯コンテンツ メインライター)
  • 王子様★甘い楽園(ゲーム/携帯コンテンツ 日本語での追加シナリオ執筆)
  • DYNAMIC CHORD feat Liar-S(ゲーム/PC 一部シナリオ)
  • 猛獣たちとお姫様(ゲーム/PS VITA ルドヴィクルート執筆)
  • 猛獣たちとお姫様~in blossom~(ゲーム/PS VITA 一部シナリオ執筆)
  • 殺人探偵ジャック・ザ・リッパー(ゲーム/PS4NS・NS 一部シナリオ)

造影MRIの恐怖 1

ホラー映画みたいなタイトルつけてみました

いやでも、

「心臓止まる可能性があるのでできません」

と言われた検査を、病院変わった途端に

「副作用リスクより検査のメリットの方が大きいのでやりますね💓」

なんて言われたら、怖いですよねえ?

 

そんなわけで前回の診察から一週間

付き添ってくれた母と妹は廊下で待っていてもらって検査室に入ります

 

「更衣室の中に検査着があるので着替えて下さい

あとこれ、確認事項なのでチェックしておいてください」

 

水色の検査着に着替えて確認事項のチェックをします

喘息は…ありますよ、と。

 

「できましたか?」

 

看護師さんに確認事項の紙をはいと渡します。

 

「え? 喘息? これ、先生は…」

「もちろん先生にはお話してあります」

「それで先生、造影MRIやるっておっしゃったんですか?」

「はい、病院だから問題ないって…」

「少々お待ちください」

 

紙を持った女性看護師さんが部屋の奥のに向かいます

 

「ええっ? 喘息!?」

 

驚いたような男性の声が奥から聞こえてきました

 

「もちろん喘息は禁忌だよ」

「ですよねえ」

 

…ほら、やっぱり禁忌じゃん

奥に背を向けた形で座ったまま、耳ダンボで聞いていると…

 

「一応、先生に確認してみて」

 

そんな言葉と共に誰かが扉を開けてさらに部屋の奥に行くような音が聞こえました

 

10分…

 

20分?

 

不安な気持ちで待っていると…

 

「…だから、やっちゃって問題ないんだって。進めて」

 

ちらっと奥を見ると今まで見なかった白衣の男性が技師さんたちに何か説明しています

しばらくすると、さっきの看護師さんが戻ってきました

 

「お待たせしてすみません。問題ないようなので進めますね。もう少々お待ちください」

 

看護師さん、ガラガラと点滴の道具を引っ張ってきました

 

「造影剤を入れるための点滴の針を入れます。気分が悪くなったらすぐに言ってくださいね」

「はい」

 

腕を出して、腕に針が…

針が…?

 

「ごめんなさい、ちょっと血管見えにくいですね。もう1回やり直しますね」

「あ、はい…」

 

今度こそ、腕に針が…

針が……?

 

「ダメだわ、本当にごめんなさい。もう1回やり直します」

「いえいえ」

 

とは言ったものの、

これだけ不安で緊張している状態で2回も失敗されると、それだけで気分悪くなってきそうです

看護師さんは私の腕を回すようにして見ると難しい顔をしました

 

「ごめんなさい。手の甲にしてもいいかしら?」

「手の甲?」

 

そんな場所に注射なんてしたことありません

 

「ここは血管がはっきり見えるから。ただちょっと痛いんだけど…」

「わかりました。お願いします」

 

痛いのは嫌だけど、3回目も失敗される方がもっと嫌です

手の甲に針が…

あ、今度は大丈夫?

 

「良かった。少々お待ちください」

 

手の甲に刺さった針はまだかすかに痛み続けていますが、我慢できないほどではありません

やがて奥の機械の準備ができたようで、私は点滴の器具をガラガラ引っ張りながら薄暗い室内に入っていきました…

(続)

2度あることは3度

前の日記から3カ月近く空いてしまい申し訳ないです。

仕事柄、暇な時と忙しい時の差がありすぎてってやつでして、

忙しいのはありがたいのですが……。

いまちょっと隙間タイムになっているので、闘病記の続き、少しだけ書いてみます。

 

【今までのお話】

検診で左乳房が引っかかった私は、精密検査で今度は右の脇の下が引っかかり、

細胞診を行った結果、右乳房が癌かどうか怪しいが断言しきれないという結果に。

白黒つけるには造影MRIという話になるが、喘息持ちの私に造影MRIは禁忌。

PET検査でもはっきりせず、仕方なく、癌専門の病院に転院することに。

しかし転院先で告げられた言葉は

「造影MRIを行いましょう。心臓止まっても対応します」

 

さてさて、診察室を出たあとはまたもやマンモグラフィと超音波検査です。

検査施設がかわるたびに同じ検査を受けるのでどちらも3回目

もうマンモ痛いだのなんだのって言ってる場合じゃないですわw

そして超音波検査。

検査技師さん「……え?」

検査中に技師さん、首を傾げ乍ら機械を移動させています。

検査技師さん「××先生、ちょっといいですか?」

別の先生が入ってきて。カルテを見ながら

検査技師さん「これ、右乳房って書いてあるんですけど、これ、左の間違いじゃないですかね?」

先生「うーん」

……左乳房の良性腫瘍。

うわ、まだその話が蒸し返されるのか。

先生「とりあえず、両方きっちり撮っておいて」

ということで、じっくり時間をかけての検査していただきました。

造影MRIの機械は混んでいるということで、一週間後の検査予約をして帰宅しました。

結局それ!?

そしてGWも明け、やっと初めての診察日です。

大病院の常、朝からずっと待ち続け、昼過ぎにやっとのことで診察となりました。

 

「オカルト乳がんですか、面倒なことになってますね」

 

若い女医さんの言葉に私は「はい」とこたえました。

原発不明とはいえ、この病院では血液性ではなく乳がんだろうという判断のようです。

女医さんが大きく頷きます。

 

「安心してください。

オカルト乳がんなんて言葉は

医学が発達する前の過去の言葉です。

現代の医学であれば、原発なんてすぐに発見できますから」

 

力強い言葉に、期待が高まります。

すごい!

ここの病院に来てよかった!

 

「森田さん、造影MRIは受けてないですよね」

「あ、はい……喘息なので……」

造影MRI撮りましょう。それで一発です」

 

!!!!!!!?

はあっ!?

 

「いやでもあの……!

喘息だから造影MRI使うと心臓が止まるかもって前の病院で…」

「ここは病院ですから、止まったらちゃんと措置をします。

安心してください!」

 

ああ、それなら安心……

…………って、いやいや、この前、造影MRIダメって言われたのも病院なんですが?

戸惑い顔の私に女医さんが畳みかけます。

 

「いいですか、森田さん。

副作用の危険と検査によるメリットと、

どちらが大きいかを私たちは常に考えています。

今度の場合は、

副作用の危険より、

検査結果を得るメリットの方が大きいんです

 

ええ、そうですね。

そうでしょうとも……。

話は分かる。

分かるんだけど――!

診療科不明

話は戻ります。

 

病院から、転院のための紹介状やら今までの検査結果の資料を受け取った私は、

これで何もかもスムーズに進むと思ったのですが……。

 

紹介される病院のHPを見ると、

現在、大変込み合っているので手術などはずいぶん先になってしまいそうな記載が。

紹介状を見れば、封筒の表には医師名はおろか、担当の診療科名もありません。

(紹介とはいえ、これじゃあ個人で直接行ってもあんまり変わらなさいぐらいの扱いなのでは…?)

何となく不安な気持ちながら、私は紹介先の病院に予約の電話を入れました。

初診で紹介状がある旨を伝えると

「何科におつなぎすればよろしいでしょうか?」

との言葉が。

でも先述の通り、封筒表には何も書いてありません。

「ええっと原発不明なので、どこの科なのか…。多分、乳腺科か血液腫瘍科だと思うんですが……」

「どういう事でしょう?」

電話口で状況を説明すると、どこの科にすべきか医師と相談するのでしばらく待ってほしいとのこと。

こちらの電話番号を伝えて、いったん電話を切ります。

そして数分後。

「乳腺科でいいでしょうということになりましたので、乳腺科でご予約お願いします」

と連絡があり、乳腺科に予約を入れました。

GW寸前だったので、予約はGW明けということになりました。

先だなあと思いましたが、とりあえず予約出来てほっと一息。

 

「って、そんなにのんびりしていて大丈夫なの?」

そう言ったのは母。

「今の話じゃ見つかったのって2月なんでしょ? なのに5月に初診って…」

いやあ、ひとつひとつの検査に時間がかかる上に展開が予想外なのでそう言われても…。

歯がゆい気持ちで、GWを過ごしました。

不運の確率

確率の話、もう少し続きます。

 

奇跡の確率である0.1%にあたる人は強運ですが、中には悪い方の確率に当たる人もいます。

オカルト乳がんは珍しいがんで、どのぐらい珍しいか…をウェブ等で調べたんですが、

信頼できるソースは見つかりませんでした。

言及していたのは1つだけ。

それはオカルト乳がん闘病患者のブログで、

その方はオカルト乳がんは乳がん全体の500人に1人と書いていらっしゃいました。

これを信頼するのなら、0.2%なので、奇跡の確率の倍ということですw

何もそんな珍しいもん拾わなくてもですよねえ。

それはそれとして……叔母の話です。

 

大叔母は奇跡の人でしたが、叔母は不運の人でした。

脳内に小さな腫瘍が見つかった叔母は手術をすることになりました。

成功確率は80%以上ということで、みんな気楽にしていました。

母が病院につきそって、叔母は歩いて手術室に入っていったそうです。

なのに……。

術後何時間しても、叔母の意識は戻りませんでした。

いわゆる植物状態という奴です。

元気で歩いて手術室に入っていった叔母。

それが植物状態になってしまうなんて誰も想像しなかった。

叔母の意識が戻らなくなって、身内はみんな

「医療ミスだ! 訴えよう!」

と思いました。

だけど……。

冷静に考えてみれば最初から「成功率は80%以上」と説明されていたのです。

それは逆に考えれば「20%近くは失敗します」という意味でした。

そして失敗したらどうなるかなんて、誰も考えなかったんです……。

結局、私たちが医師を訴えることはありませんでした。

叔母の意識は戻ることなく、手術の10年後、叔母は息を引き取りました

 

確率の大きい方を引くか、小さい方を引くかは運なのです。

悪い確率を引いてしまった人にとってはそれは100%の不運と同じこと。

だから、確率を考えることなんて、実は意味がないんですよね

奇跡の確率

闘病記、前回から3カ月以上間が開いてしまって申し訳ないです。

さて転院先の病院の話の前に、ちょっとした幕間のお話をしたいと思います。

 

実を言いますと、私の大叔母は奇跡の人でした。

何か奇跡かと言いますとね。

末期の胃がんで、医師に匙を投げられたのに、なんと完治させてしまったんです!

胃がんはすっかり消え去って、医師は「奇跡ですね」と言ったそう。

電車の中でたまたま会った通院先の看護師さんが大叔母を見て、腰を抜かしたとか。

だってあの末期がんで、生きているはずがない。

幽霊だと思ったんですって。

 

とはいえ当時のことは母から聞いただけで私は詳しいことはわかりません。

私の知る限りの大叔母は、ちょっと神がかった人でして、しょっちゅう仏壇の前でお経をあげていました。

で、時々、バタンと倒れてわけのわからないことを言う。

目を覚ました大叔母は、どこだからわからないんですが崇敬していた霊山に登って霊を下ろしてくるんだそうです。

これは例の胃がんで余命宣告された際に、医師から

「手の施しようがないので、患者さんの気持ちが安らかになるようにしてあげてください。宗教とか」

と言われて、宗教を勧めた結果だそうで。

家族は

「末期の胃がん治ったんだから、どうでもいいや」

と、大叔母の神がかりは放置していたそうです。

 

で、その話を雑談として知り合いの科学ライターさんにしたことがあったんですね。

もちろん、私のがんが判明する、ずっと前のお話です。

そしたら

「ああ、そりゃプラシーボだね」

と。

「プラシーボ? あの偽薬効果ってやつですか?」

「そのプラシーボ。医者に聞いたことあるんだよ。

たまーにプラシーボだけで末期がんまで治しちゃう患者がいるって」

 

プラシーボ(偽薬効果)というのは

患者に偽の薬を処方しても患者がその薬を本物だと信じることで症状の改善がみられることを指します。

この場合は、大叔母が始めた宗教で「がんが治る」と信じた力が末期がんを治してしまったんでしょう。

 

「末期がんが完治しちゃうなんて、すごいですね。そういう人たちってどのくらいいるんですか?」

「医者の話によると0.1%ぐらいって話だったな」

「え? じゃあ末期がん患者の1000人に1人はプラシーボで治るんですか?

それってずいぶん高い確率……

あ、じゃあよく書店にならんでる『××で末期がんが治った』っていうのは…」

「ああ。プラシーボで治した患者が書いたんだろうな」

「うひゃあ。人間の信じる力ってすごいんですね」

 

病院で他の患者さんと話すようになってよく聞いたのが、

「がんだとわかると、変な療法を勧められるから、隠している」

だったんですが、このプラシーボの話を考え合わせると、

どんな変な療法でも1000人に1人ぐらいはそれで完治しちゃうんでしょう。

私はこの数字を知っているので、

これを知っている私にどんなに奇跡的な偽薬のようなものを勧めても

そういった奇跡は起きないんでしょうね。

 

なお、この0.1パーセントという数字は、その後、とある獣医の先生にも同じ話をして

「うん、そのぐらいの比率だね」

と言われたので、そういうもんなんだろうと思ったんですが、詳しいソースは未確認です。

 

未確認ですが、きっとそんな感じなんだろうと思うので繰り返します。

奇跡は0.1%の確率で起きるものです。

宝くじに当たるより、高い確率なんですね。

でも標準治療は、それより高い確率で患者を完治させているんです。

私は標準治療を信じているので、

標準治療にプラシーボ効果が働く可能性もあるわけですから、

今後も標準治療を信じていきたいと思っています。

殺人探偵ジャック・ザ・リッパー

闘病記ずいぶん休んでしまっていますが、私は元気です。


義母の急死と学校役員就任と仕事が重なって


ちょっと多忙気味なので次の更新は6月以降になりそうかと。


せめてですが最新のお仕事報告を。


シナリオ製作で関わりました


『殺人探偵ジャック・ザ・リッパー』


PS4と任天堂switchで4月25日に発売になりました♪


 



 


おかげさまでファミ通レビューもシルバー殿堂入り。


ダウンロード版もあります!



どうかよろしくお願いします。

そして転院へ

翌日、今までの男性医師と交代した常勤の先生は
ちょっと可愛いメガネっ娘の女医さんでした。

「触診でもマンモグラフィでもエコー(超音波)でも原発が見つからず
PETの集積も右リンパだけ。
考えられるのは2つです。
血液性のがんである悪性リンパ腫、あるいは……」

オカルト乳がん…」

言葉を遮るように呟くと、先生が微かに微笑みました。

「よくその名称をご存知ですね」

「さすがに気になったので自分でも調べてみました。
Occult Breast cancerですよね」

先生が大きく頷きます。

「日本語では原発不明乳がんとか潜在性乳がんとか呼びますね。
それで、森田さんのご希望はご実家のある
小田原の病院にってことでしたけど、これはすごく珍しい症例で……」

「ええ、そうですね。私もあとで思いました。
利便性がどうこうって場合じゃなかったですね」

「オカルト乳がんはめったにないものなので、私も経験がなくノウハウもありません
悪性リンパ腫だとしてもこの病院には専門医がいないんです。
大きな病院と言うより研究施設を兼ねた病院でなければ対応できないでしょう」

「研究施設を兼ねた病院と言うと、大学病院とか国立のがんセンターとか?」
「そんな感じです」

「うーん、実家に一番近い病院ならT大学附属病院、
自宅に近いで考えるならS大学の付属病院……」

「どちらも悪くはないですが、私はここがいいと思うんです」

そう言って先生はあるがん専門病院の名前をあげました。
 
(へえ、すごい……)

咄嗟にそう思いました。

その病院はがんの研究治療施設として日本でトップクラスです。
しかも乳がんの臨床経験数は日本一だというのも、
この2カ月ほど調べ続けてきた中で覚えた知識でした。

この手の病院を病院からの提案で紹介されることなんてめったにないと思いました。
だって、聞いたことがありません。
知り合いのがん患者はみんな、
コネを使って無理矢理紹介状を書いてもらったとか話していたのに。

「いかがでしょう?」

と先生。
私は大きく頷きました。

「はい。ぜひそこでお願いします」

PET検査の結果は…

PET検査の結果は今の担当の先生に送られるものだったので自転車で病院へ。

「集積があるのが右のリンパだけなんだ」

と先生。
PET検査は1センチ以上のがんなら発見できると言われているけれど、
それでも見つからないがんもあるとのこと。

「PETって炎症がある箇所にも集積するんですよね?
やっぱりテニス肘じゃ……」

「テニス肘にしては集積が異常だ。細胞の顔つきも悪い。
これでがんじゃなかったとしたら、膠原病ぐらいしか考えられない」

膠原病は膠原病で大変だけど、
これで膠原病ってオチもそうそうなさそうですね。

「造影剤のないMRIじゃ不鮮明でわからなかった。
あとはリンパを取りだすことになりそうだが、どこの病院にする?」

「あ……う~ん、入院するんだったら私、
実家の近くの病院の方がいいかなと」

「実家どこ?」

「小田原」

「小田原? う~ん……」

「でもあの、今、本当にがんかどうかもわからない状態ですし、
確定診断の検査まではここでやってもらうってわけには……」

「僕は非常勤なんだよ。そういう手術は常勤の先生じゃないとできない。
担当をその先生に交代してもらうから」

これはすごく珍しいケース、難しい症例だと強調する先生。
そういえば最初の診察で

「このリンパでがんを発見なんていうのは
僕の医者人生に一度あるかないかってぐらい 珍しい症例」

だっておっしゃってましたもんね。
そこまでに珍しいケースのものを
地方の病院でって言うのは、考えてみれば間抜けな話かもしれません。
というか、しきりに「他の病院を紹介する」って言われていたのは
この病院では対応しきれない
レアケースだからってことだったのでしょうか?

初めてのPET検査 その2

PET検査はPETスキャナーという
ドーナツ型の機械の中にぐいーんと入って
断面を取っていく感じの検査です。
CT検査やMRI検査をイメージしていただければと。
まあ私、CTとMRIの違いもあんまりちゃんと判ってませんけどw
天井にお花の絵が描いてあって、音楽が流れていて、
やっぱりセレブ向け(?)は違うなあと感心している間に
検査が終わりました。30分ぐらい?
あ……ペットボトルの水、あんまり飲まなかったや。
勿体ないな――。

「あんまり飲まなかったんで、
この水貰って帰ってもいいですか?」


「ダメです。
放射線区域内の物を外に持ち出してはいけません

貧乏人ですみません。

お会計をして帰宅です。
お会計、まあかかるだろうなあと思ってました。
保険が効いている普通のMRIとかマンモグラフィとかでも諭吉1枚弱行きますからね。
諭吉2枚ぐらいかなー。
いや、念のため3枚持っていこうと3枚持っていました。

29180円です

わぁい!

念のため3枚は正解でした。

(健保効いててこれかぁ)

お財布の中には既に1000円札が3枚ぐらいしかありません。
出費の痛さに
有名シェフ監修の検査施設併設レストランでランチするのは諦めました。
そして私はPET検査を終えたばかり。
被曝しています。

被曝している状態なので、1時間ぐらいは人込みに入らないでください。
幼児や妊婦さんには今日1日近寄らないようにしてください

息子は既に中学生なので問題ないですが、
乳幼児のお子さんがいる女性がPET検査受けたりすると大変そうですね。

(いや待てよ。目の前で妊婦さんが突然産気づいても駆け寄っちゃいけないんだよね?
幼児が車に引かれそうになっても抱き上げて助けちゃいけないのかな?)
↑誰もそんな事は言っていないw

そんなしょうもない妄想もしていましたが、それよりひとつ問題が……

(こんな東京のど真ん中で出て行かされて
人込みに近づくなって言われても……)

電車で帰宅するとなれば、どうしても人込みの中になります。
仕方ないので喫茶店を探して人気のない隅に席を取り、本を開きました。
しばらくしたら喫茶店は混雑し始め、私の隣の席にも人が。

(来るなってわけにもいかないし、男の人だから大丈夫だよね?)

ちょっとドキドキしながらもとにかく1時間そこに居座り、電車に乗って帰宅しました。

«初めてのPET検査 その1

フォト
2019年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

ウェブ拍手

  • ウェブ拍手です。一言も送れます。よろしくお願いします。
無料ブログはココログ